霊障問題 |
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ご相談内容M県にお住まいのジンさん(仮名・男性30代)から、SOSのお電話を頂いたのは3年程前の夏...『女に縛られてる。助けて!』という叫びに、緊急事態にあるのは伝わってきたが、誘拐でもない模様、いったい何が起きているのか?・・・何はともあれ、大丈夫にしますから!と、簡単な経緯を伺い、まずは霊視してみることに。 ジンさんには守りたい家庭がありました。結婚して8年、親子3人仲睦まじく暮らしていたとおっしゃいます。物わかりの良い妻と可愛い娘との穏やかな生活には、なんの不満もなく、贅沢はできなくても円満な良い家庭を築いていた、とのこと。 そんなある日、友人たちに誘われ出かけた夜の店で、客として隣席にいたのが蟲惑的な雰囲気を漂わせる年齢不詳な女...「いい女がいるなぁ~こんな店に」と、隣の女のことは酒の肴にしたが話しかける気はなく男同士の宴を楽しんでいた。酒の酔いが回り始めた頃...相手の方から近づいてきたそうです。そして身の上話を延々と語りはじめ、気づいた時には、女は泥酔して潰れていた。 成り行きでクジ運の悪いジンさんが送り届ける事になり、バッグから住所を捜し出しタクシー拾ってアパートまで...。家で待つ妻の姿が浮かび、部屋まで送ってサッサと帰ろうとした・・・が。 押し寄せる睡魔の波。そのまま眠りの中に落ちてしまい、明け方の気配で目が覚めギョッとし慌てて自宅へと駆けた。逃亡犯にされた心地だったとジンさんは当時を振り返りおっしゃいました。 しばらくして高校時代のヤンチャ仲間が集まり、例の店へ行くと背後から聞き覚えのある声が...『 私のこと、覚えてない?』。詰め寄られ、吐き捨てる。『 記憶?ないね。誰だよアンタ? 』。 町内会の用事で出かけた或る日、家路を急いでいると前方から例の女が歩いてくる。自宅を目前にして、目眩を覚えるほどの奇異な感覚に襲われたが、女には連れがいた。その連れの男が丁寧に声をかけてきた、『 お久しぶりです 』。 ヤンチャだった十代は、後輩の家でも気軽に寝泊りをしてたが、嫌がられることも別段なかったと言う。その家の人たちには気を遣ったが、隣近所にまではさすがに気は及ばない。この後輩の隣家に住んでいたのが当時16歳だったこの女性・・と、後輩の話では《 因縁の過去 》が、知らぬ間に存在していたことになる。 『 思い出して頂けました? 』追い討ちをかけるように問われても、まったく思い出せない。 ジンさんは『普通さぁ苗字を言うもんじゃないの?』と言えば、サヤいわく『最近バツが付いて~どっちの苗字も言いにくいし、実家も居づらくて一人暮らし始めたんです。アノ部屋で!!』と。 誤解されるような言葉は謹んでくれよ!と心で叫んでも....とき既に遅し!後輩の目には、親密に映ってしまっていた。『俺には妹みたいで女じゃないし。妹分てトコで..ダメっすか。出戻ってから二言目には先輩の話っすよ。今も先輩んちの方へ散歩するって言うんで付き添ってたら・・』。 ストーカーの文字が頭を占めて、ノーもイエスもない間の出来事だった..と。そして後先も考えず不覚にも、その場から走って逃げ出したと言う。『また、その内にサ』ひとこと残して。 町内の祭りの世話やら何やらで、出かけることも増え忘れかけていたころ、また、サヤという女は目の前に現れるようになった。しかも夜限定で出現確率は遙かに高くなっていた。店を変えても、心を読まれたかのようにソコに出る。まるで生きた幽霊だとジンさんは吐き捨てるように言った。 ひたすら気にしない事を心がけたが、相手は気にならない性分なのか、達観してるのか、場の空気を無視して話しかけてくる。《 嫌いだと体中からキライカラーの空気を発散させても効果ゼロ 》 次第にどこで飲んでも悪酔いするようになった。楽しい美酒がニガイ毒酒になって、鬱憤の捨て場もなく..それが当然であるかのように、当人たるサヤに『 なんで居るんだよっ?酒がマズイ 』と言い放つのが癖になり、いつ?どこで? 飲んでも悪癖は遠慮なく出た。サヤもまた、その現場にいつもいた。 悪酔いしたジンさんを介抱していたのがサヤだと、後になってマスターから聞かされた。天変地異か?!と悪態ついても、過ぎてしまった時間は塗り替えられない。 どんな罵声も『無視されるより、いいわ』と尽くす女の笑みで、(傍目には) 真心尽くした介抱をしていたため、その場にいる人はすっかり騙されて『痴話喧嘩も大変だねぇ奥さん!』ねぎらいの言葉をかけていたとのことでした。呼応するようにサヤの動きは甲斐甲斐しく、タクシーを呼んで毎々家まで送り届けていたそうです。 《 この女に襲われる訳じゃないし! 》 ジンさんは奇妙な安心感を抱くようになり、不機嫌な妻を忌み、飲み歩き、酔いつぶれ、朝になれば自宅から職場へと通うリズムに慣れて行ったが、それが仕掛けられた最初の罠だと、この頃はまだ知りませんでした。 馴れ合いが生じたころを見計らって、女は本性を剥き出しにし、家に送り届けるのをやめて『ここがアナタの家よ』と正体不明のジンさんを自分の部屋に連れ帰るようになった。最初の朝こそは驚きもしたが『本宅でも歓迎されないしな』で開き直り「俺、別に変な事はしてないし」と酒を抜いて帰宅し妻の文句も聞いていた...が。次第に本能に任せるようになってしまったと。 サヤに惚れてはいなかった。『 心まで盗られちゃいない 』と断固とした口調でおっしゃる。 親身になって世話を焼くのは彼女だが、隠されてる裏があると、本能の警鐘がしきりと鳴っていた。
..だから!落ち着けないんだと理解しながら、何もできずにハッと気づけば同棲してる自分がいた。 酔いが回り始めてから、明け方目覚めるまでの記憶が欠落していた。酒には強い。呑まれる方じゃない。《 俺、どうしちゃったんだよ! まだ30代だぜ。なんでここで寝てるんだ? 》なんで女房でもないアイツが朝飯作ってるんだ?...頭が壊れるほど昨夜の記憶を辿ってみても、手がかりさえ掴めず、繰り返すうちに偏頭痛に見舞われるようになっていった。 障害が出たのは記憶の領域だけではなかった。精神的な苦痛をともない肉体にも異変が表れ始めていた。スポーツで鍛え上げた体だと、健康には自信を持っていたジンさんにとって身体的な異変は相当ショックだったようで、『 朽ち果てるのか俺は!』と最期さえ覚悟したと悔やんでいたとのこと。 本宅に月数回は女の目を盗んで帰ってはいたが、こんな非現実を妻が理解するはずもなければ協力してくれと、いまさら頼めるはずもない。文句と嫌味を言ってくれてたあの頃ならまだしも、ロクに言葉さえ交わさなくなって2年近くが経とうとしていた。 妻は思い出したように帰宅する夫を不思議そうな目で見た。 ジンさんは病院へと駆け、『異常なし』とお墨付きをもらってガッカリし、鍼灸院へマッサージへと出向きアレコレしてもらったが一向に改善されず、話に聞いた評判の神社仏閣ドコへでも飛んで行き護摩焚きにお祓いに祈祷にと頼ったが、日毎夜毎に老化していく体は食い止められず... 肉体と精神体のどちらも、生きるためのエネルギーが過酷なまでに奪われていました。病院で健康だと太鼓判を捺された肉体の持ち主とは、思いがたい程に、各チャクラに邪気が詰まって塞がれていたのです。自覚症状は特に左半身に集中して重だるく、肩コリに頭痛に眼精疲労に首コリに腰痛にetc.. ジンさんには、いま現在起きてる現象の実体をコト細かに説明して、因果関係を納得して頂いた上で、お祓い・エネルギーチャージ・結界は基本として、チャクラ毎にチェックいれて修復します!と簡単に用意できるものだけお願いし、臨戦態勢で頭の天辺から爪先までズィッと!! ご依頼は、心身不調が完全に快復したら『この女と縁を切りたい!絶ちたいんだ!』と、そうでなければまた元の木阿弥だと悲痛な声でおっしゃって、できれば妻とやり直したいが、いつの間にか妻も知らない人間のように変わってしまった...。とにかく普通の平凡な幸せが欲しい!温かい家庭をもう一度築きたい!叶うだろうか? 開運祈祷でナントカしてくれ!!...というものでした。 心身共に、元の健全な状態に戻していくのは当然の事ながら、問題は、倒れた家庭を戻すにはジンさんご自身が強靭な精神力で気概を見せなければならない。長期戦になって壊した分だけの忍耐を強いられるが、それでも戻りたいと望む意思があるのか否か...そこに懸かってくる。まずはそれを確認させて頂きたいと申し上げました。 果たしてジンさんは戸籍上だけとなって久しい妻と、この女性となら奈落の底までも供に行くくらいの愛情があると言い切れるだろうか? 家庭の温もりを恋しがる気持ちが強くておっしゃってるのか? ご了承を頂いて、ジンさんの『 心の中の心 』を霊視させて頂き、さらに未来透視で‘’ジンさんのいる風景‘’を視させて頂きました。 『 幽霊より怖い女 』とジンさんが呼ぶ特異体質の女性との絶縁は、密教秘術 秘教秘策...400有余年前から口伝えで継がれてきた伝家の宝刀を、潔く抜きさえすれば、ご本人のご依頼なので難しいことではありません。 角度を変え、時間を操作して、今後も入るであろう邪念も想定して、ジンさんが幸せを感じることが叶う情況や環境は?お相手は? それはいつ? と、幸道開運を不動明王様を首座にあらゆる次元へと飛行してみました。 ご依頼をお受けしたら一歩ずつ一つずつでも幸せ享受まで、道半ばで手を離すことはしませんと、お約束をしご安心いただきました。即効で結果を出せるのは、心身の健康の快復ですと、すぐにお祓いへと。 《 請け負った仕事は、キッチリ遣らせて頂きます!》 『お案じなさいませぬよう、私はプロです。しかも生まれる前から(笑)』と早速に執りかかりました。 鑑定結果占いジャンルでは手に負えないですよ?難儀です!「なぜ電話占いで検索を?」と伺ってしまいました。 解決するには、密教系の霊能力をどこまで発揮できるか?!の差し迫った現実にあることも。 《 命懸け 》という言葉が口先だけでは済まない状況にあり、まさに油断は禁物!真剣でいかなければ、こちらが大火傷を負う危険性を孕んでいることをお伝えして、気丈でいてくださいとお願いしました。 サヤと名乗る女の正体は、エナジー・バンパイア(サイキック・バンパイア、サイコパス) という体質で、生きるのに必要なエネルギーを自然界から取り込めず、常に不足しているため、他者のエネルギーをあらゆる手段で吸い取っては、自らの体力維持に使い、かつ老化を遅らせる術を知っていて使い分ける...およそ人間技とは思いがたいブラック能力を所有する特異体質。しかもサヤはレベル5に属していました。 思考もまた、常人の及ばないものであるという事...「これを知ることが今は重要です」とお伝えしました。善悪を分ける理性も感情もなく...人として有るべき基礎的な感情が欠落しているため、責めても怒っても決して解決には至らない事や、場合によっては逆ギレで藁人形まがいの生霊を飛ばされかねないことも含め、すべて。 感情の欠如というのは、恋人や夫・家族の誰かが亡くなったとしても、悲しみや喪失感がないことです。 葬儀の場においては、悲しむフリを伏せ目で演じますが、よく観れば、妙な違和感を感じることができます。「本当に悲しんでるの?」と疑惑視線で観れば、あきらかにうわの空...興味の対象が【¥】一筋に変わり、電卓を頭の中で叩いて疲労し呆けたようになった顔が悲愴に見えるだけ。声をかければ笑顔で応じてくる...ハッとしてハンカチを目頭にあてる。そぐわないのです。 さらにタチが悪いことに、粛々とした空気のなか、悲劇の主人公を演じて《 注目を浴びたい!》と喪服の女のなまめかしさを漂わせ、次のターゲットがみつかれば容赦なく触手を伸ばしていく。 自営業の方であれば業績を増してた会社の黒字が、原因が見当たらぬままジワジワと下降し、赤字へと転落していくという不可解な現象にも見舞われます。奪われるのは、心身の生命力だけではありません。 《 仕事の運気 》も長く一緒にいることで 根こそぎ奪っていくのです。 ガムシャラに何とかしようとすると、二択で、生きる屍になっても仕事の奴隷に甘んじあがいて幸せを遠ざけるタイプと、何も思い付かないんだから仕方ないと倒産の道を覚悟して、心にデンとあぐらをかき、困った時の神頼みよぉ!と神棚を拝み倒す合掌タイプの、二手に分かれるようです。 ジンさんも独立をし会社を営んでいました。業種柄 世間から見れば羽振りよく見えていたのだろうと、他人事のような言い方をされました。愛してると繰り返し聞かされた裏側には、まさかの計略が張りめぐらされていた。...誰でもショックを受けると思います。しかし知らなければ更なる悲劇を呼びこむことになる、それだけは避けなければ。この世に生身があるうちに知って、徹底した対処へと出る姿勢が、どうしても急務だと説得するようにお伝えしました。まさに《 死んで花実が咲くものか 》。 『知ることが第一歩』と応急措置ともなる説明を最初にして、お祓いを開始した途端にノイズが...特有の嫌な音で苛立ちを誘ってきた。ジンさんはその時もまだ「携帯の調子が悪いのかな?」とおっしゃる。 軽度の方とは異なり、1時間は軽く越えた。見えない道具の秘技実践で、武術した後のように全身が汗まみれ。真言を唱え続けた声はガラガラ。ジンさんは? といえば、『エアコンが壊れたのかと思った。 背中に付けられてたコードは外したが、これで終わりではない。催眠コマンドによって操られていたのは事実であり...そういう意味では、確かに乗っ取られていたと云える。 元気を取り戻しても、ご本人がエナジーバンパイアと一緒にいれば、元も子もない。
直後の今は絶好調でも、昨夜までは女の強い念によって行動までも支配されていたのです。強烈な睡魔はエネルギーを奪われた結果であり、悪循環で、最も無防備な眠ってる間に「アナタは私に服従するの」と命じられていた痕跡が視える。しかし眠ってる人が気づくはずもない。 即行で避難するようお勧め..というかお願いした。「こんな怖すぎる女とは一晩も一緒にいられない。 逃げる方法を考えていると、仕事中でも電話が来るメールが届くで、脅迫に負けて結局 虎の巣に戻ってしまった...『俺、退路を塞がれてないですよねぇ?!』。鏡を見たら白髪が異様に増えてるし、この先が不安で堪らないと。逆にサヤは若返り30歳過ぎには見えなくなってきたとのこと。 チャクラに?げられたGPSみたいな「エネルギー吸い取りコード」を取り祓ったため、女の念が思うようにならなくなり【だれの仕業だ?】ってところから霊的圧力と思いついただけで、大丈夫ですよ!逃げられたら困るって相手も刹那的になって波動がダウンしてる時だから丁度いいと、前回と同じく真言密教・数多の秘術で快復して頂いたあとに『今度こそは、即で逃げてください』念押して、背中も押した。 ご実家にはご両親と弟夫婦がいる。しかもお母様が霊感の強い方でご自身はもちろん息子にもバリアを張る事ができる人だった...お母様ともお話して分かった事でしたが、不吉で嫌な気を時々感じていたけど、こんな事は他人様にお話できないのでと、お悩みになっていたご様子でした。不吉で嫌な気...の正体が何なのか?菩提寺に相談へ行こうかと思ってたところへ息子が青い顔して帰ってきた。 今回のケースでは、要となるのはご本人の強い意志だが、身近に理解者&協力者となる人がいてくれたら遙かに心強い。結果に雲泥の差が出る。お母様は早速、玄関前に粗塩を撒かれてジンさんの部屋ではお香を焚かれた、と。 その翌日からジンさんは実家から職場までクルマで通い、仕事が終わればそのまま実家へまっすぐ帰るようになった。寄り道は一切しない。帰りは見つからないよう全速力で飛ばし、タッタカターと実家の玄関にダイブ!。携帯が鳴れば「またアイツか!」で見る気もしなかったと。会社にかかってきた電話は直接出ずに居留守で通した。「取引先へ出かけてる」と事務職の人に伝えてもらえばソコまでだ。 電話はもちろん、メールでも顔アップの写真でも、繋がろうとしたらツールになりえる。不可能ではないとリスクを詳細にお伝えして。そして、7日経ったら電話だけ着信拒否にしてください、と。 適した食べもの飲みものから水場の注意に諸々の些細な事まで、しばらくは辛抱してくださいと。霊的に鈍感になれる食品がジンさんには適っていた。逆にお母様には敏感に察知できる食品類を提案させて頂いた。 エナジー・バンパイアであるサヤが、嫌われたからという理由で身を引いてくれるはずもなく、防備が整えば攻撃の用意もしなければ...攻撃というよりは反撃というべきかも、だが。 小さな変事はあっても、かすり傷程度の事で3ヶ月が経過したころ、お母様から電話を頂いた。ナント!サヤが尋ねてきたという。当のジンさんは帰宅前。何をしでかすかワケの分からない相手だが、実家の住所をわざわざ調べて嫌われに行った(?)訳ではなく、笑顔で『お世話になっています』と挨拶して帰っていったらしい。「これから伺ってもいいですか?」とひとこと電話があって来たわけでもないが。 ここは、さすが霊感母上なり。突然押しかけて行ったのも準備されては厄介というサヤの手の内で、行けば眼でコントロールできると踏んでいたのだろう。玄関前の1対1のたかが20分で目眩がするほど疲れたとおっしゃった。 目で殺す...ではないが、眼に意志と欲望のパワーを湛えたエナジーバンパイアとの戦いは、精気を相当に消耗してしまう。普通の人なら根負け状態で招き入れてしまうところをジッと堪えて追い返したのだから、寝込んだとしても不思議ではない。《見えない戦闘》が眼と眼の間で火花を散らして、無償の愛に軍配が上がったというべきか! 女の目論見は見事にハズレた。部屋どころか家の中に一歩も踏み込めなかった.. 『粗塩をねぇ、1kg買っておいて良かったわぁ』とおっしゃる母上様のオーラがほころびかけていたので、修復してエネルギーを入れ お元気を取り戻して頂いて、次の段階へと。 まさに《 進撃の時は満ちたり 》で、徹底した邪気祓いと生霊返還へと向かった。深夜23時からアチラの世界とコチラの世界の扉が開く...この時間帯を利用して、一気に攻め込んでみた。 当然の事ながら、ジンさんとのパイプは電波...電話によって繋がっている。ここに至るまで定期的に電話を頂いて、数々を試みては《 敵を知らねば戦もできぬ 》と、女の波動の癖の読み取りも既にできていた。 真言は正しい発音と抑揚があって効力を発揮するが、届くのは言葉そのものではなく、そこにあるパワー。 戸籍上とはいえジンさんには家庭がある。女の部屋と徒歩圏内に妻子は住んでいた。 この数ヶ月でたびたび足を運んだが、妻は新興宗教に入り頑として脱会する気はない。「誰のせいよ!信頼って?笑わせないで」と罵られたその場には、年輩の女性たちがいつもいて話がまともに出来ない状態だと嘆いた。これもサヤが撒いていった毒の種に因るものなのだが。...ニュアンスは別れへと向かっているようだった。ジンさんの口から「妻を元に戻して欲しい」とは一度も聞くことがなかった。 サヤの毒だと分かっていても、それとは別に相性の問題を口にし始めた。夫婦の間には以前から隙間があったようで、そこにサヤが潜り込んだという方が合ってるのかもしれない。この隙間がなかったら、もしかしたら何事も起きなかったのかも?! ジンさんは新たな道を切り拓きたいとおっしゃった。仕事は、グラフを見れば一目瞭然の昇り調子で谷底から山頂へと奇跡的な数字を弾き出してるとのことで、不安はもうないと自信のほどが垣間見れた。 しばらくすると「妻とは別れる。未練も消えた」。それから2ヵ月後、紹介された女性がいて「お互いに惚れてる」と。ついては、この彼女について霊視して欲しいとのことで、聞けばお母様も霊視透視で安全な女性と判明するまでは軽率に決めないで!とおっしゃってるとの伝言つきで、お電話を頂いた。 時期的には、祈祷の結果が出てくる頃だが...予定より少し早いような、?マークも付いた。 当然の流れで2人はデートを重ねて至福の時間のなかにいた。白髪に悩んでいたジンさんだが、髪は健康な漆黒色に戻ったけど彼女ができて茶髪にしたと、心身共に今度は俺が5歳は若返ったと心模様は青い空。 「プロポーズもした!」と出来過ぎなくらいにトントン拍子で進んでいるようだったが、果たして!...好機というものがあるが、少し早い。エナジーバンパイアを遠ざけてまだ半年、力が衰えたからといって、この状況を黙って観ているだろうか。 結婚前提の彼女とデートを楽しむのは喜ばしい事だが、結婚となると次元が違う。世の中に、死に物狂いという言葉があるのは伊達や酔狂ではない。《 人を呪わば穴二つ 》と墓穴二人前を用意されて、再度の挑戦などされたら堪ったものではない。 ふたたび仕事がドン底に落ちないとも限らない。阻まれるのは、再婚だけではない。そしてジンさん一人の問題では終わらない。エナジーバンパイアでなくても、死を覚悟して怒り任せで向かってくる相手には、太刀打ちが難しい。迎え撃つ側にも同等の覚悟が必要となるが、幸せの中にいる人には困難である。 普通に生きてる人でさえ状況に応じては、鬼にも夜叉にもなると言うのに、ましてや相手はエナジーバンパイア。満身創痍であるからこそ、打ち壊しに杖ついても向かってくるのでは?..嫌な予感は霊視前の兆しに近い。まだ知らないから黙っているだけだと言える。もし、わかったら?! ジンさんには時期尚早である旨と、その理由を「水を差すようで申し訳ないけど」と付け加えて申し上げた。あと半年だけ我慢できませんか?と。結婚を止めるわけではなく、好機であれば更なる幸せが待ってますからと。天国か地獄か!行先は? あとは...決定を下すのは、ジンさんご本人となる。 《 意志のある所には道がある 》 その後
すぐにでも結婚したいジンさんに取って、半年待ちは《 蛇の生殺し! 》に近いと言われたが、悪夢の年数を思えば...と決断して頂いた。安心な結婚というより、これは「安全な結婚」を送るための準備期間だと思ってくださいと、...その間にすべてを片付けるつもりでした。 |
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