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ご相談内容

前世透視&スピリチュアルヒーリング 過去世のトラウマ解消
M県ナツさんの場合

M県にお住まいのナツさん(60代・女性)のケースは、心配されたお嬢さんからお申し込みを頂き、鑑定へと臨んだもので、ご本人であるナツさんは「セラピーにも通ったけど埒が明かなくてねぇ」とおっしゃり「霊能者にも頼んだことがあったけど、匙を投げられたのよ」と。声を落とし諦めているご様子が窺えた。ご主人を5年前に亡くしマンションで一人暮らし。一人娘はすでに嫁いでいた。夫が遺した会社の経営に忙しく寂しさはないが、帰宅は毎日深夜となり、エレベーターの中にいる時間と、15階でおり部屋にたどり着くまでの“曲がり角”が、足がすくみ胸が絞めつけられて得体の知れない恐怖を感じる...「なぜかしら?」と。

日が沈み暗くなると発作的に出るがパニック障害ではない。20年前に購入したマンションは住み心地がよく気に入っている。しかし、帰宅時に襲われる恐怖で心身が疲れきってしまい、翌日の仕事に支障をきたし始めて...と話すのさえ辛そうでした。最初の頃は夫を亡くしたショックからだと理由をつけてみたが、〝なにかが違う〟 霧の中にいる感じで 頭の芯がぼんやりしてしまう。
「心当たりが見つからないのよ。主人がいたころは夕食の仕度もあるから買い物して明るいうちに帰宅して...夜は出かけることもなかった」と当時を振り返られていた。

エレベーターからは遠くなる角部屋とはいえ距離というほどではない。〝3つの曲がり角〟がナツさんには難所で、『 闇に閉ざされた魔の空間 』 と化していた。
通りかかる住人もいない。辻斬りにでも遭ったかのように息を潜めて座り込んでしまうこともあると (尋常ではない)。エレベーターの中はまだマシで、手のひらが汗ばみ動悸はするが 立っていられるからマシなのだとおっしゃった。

この先 自分はどうなってしまうのかと考えている内に寝つきも悪くなり食欲も失せてきた。不安だけが加速していく。亡き夫が精魂こめた会社を潰すわけにはいかない!...どうしたらいいのか途方に暮れる毎日。原因がわかれば改善への道も開けるのではないか?と本を読みあさってみると、源の理由は前世ではないか?と思うようになってきた。ナツさんは書店で「前世療法」というアメリカの医師が学会発表した本をみつけ「これだ!」と考えるようになる。そして、「違うかしら?」とダイレクトに疑問を投げてきた。

鑑定結果

ナツさんのお声の波動とお話しの内容に沿って、周波数を合わせていった。苦痛は、自分が味わってみないとレベルが分からない。共感能力のスイッチを入れてみると...堰を切って一気に流れこんできた。魔の場所で耐えてる時の感覚は、ご本人から直に聞きながら想像したものよりも、遥かに凄まじい。これを毎日経験させられるなど拷問だ!( 拷問のリピートを5年も?) 人間としての限界を超えていると感じた。早く取り除かないと体ばかりか精神が疲弊してしまう。

霊視・透視・チャネリングを加えて、まずは今生に探りを入れてみた。幼少期までたどってみたが、なにも特別な事象は視えない。ご両親の愛に包まれ 物心両面で満たされていた天真爛漫な子供時代であり、後々に心の傷となるような事柄はわずかも見当たらない。...とすれば、ナツさんのおっしゃるように前世での体験が、ご主人の死をキッカケに顔を出したとしか考えられない。

チャンネルを合わせたまま、前世をのぞきに霊視能力を働かせていくと、地味な色柄の着物が視え、それを着たナツさんが神妙な面持ちで暗い廊下を歩いていく。油と火で灯りをともす提灯(?)のような物を持っている。ときは江戸時代。広い屋敷だ。いったいここはどこだろう?と周囲をつぶさに眺めていると「まさか!」な場所が浮き彫りになってきた。霊感がひときわ鋭くなる。

ナツさんがいるそこは、「江戸時代中期の大奥」だった。正室とか側室とかの立場ではないので嫉妬の情念とは関わり合いもなさそうな...。仕事は 夜の見廻り番。豆電球一つもないこの時代は夜のとばりが降りれば漆黒の世界となる。異様な静けさで薄気味悪い。ナツさんはその暗く広い廊下をロウソク1本程度の明かりを頼りに、用心深く見廻っていく。御火之番はその名の通り 将軍の私邸である大奥が火事に見舞われないようにするのが任務だが、闇夜の恐怖と闘う日々がきつかったのではないか?..と。廊下は複雑にいりくみ、角々で曲がるたびに、浮かばれない霊が佇んでいるような気がして自身の集中力さえ恨めしく感じている。キーワードとして浮かぶのが、開かずの間の前は嫌だ!自害した女の部屋には怨念がある...ここを曲がるとすぐ右だ、走って過ぎたい!

武芸を身につけていたが幽霊を相手に戦えない。慣れるよりも苦手意識がふくらみ人知れず悩んでいた。当時のナツさんからみれば、“明けない夜はない”というよりも“暮れない昼はない”といったところ。わが身の衣擦れの音にもドキッとするお年頃。人並みに嫁にいったほうが良かったかと悔いても、一度入ったら宿下がりするのも楽ではないのが大奥の世界。与えられた仕事に慣れて、御目見得以上に昇格したいというサバイバル精神が消えたら、ただキツイだけになる。野心が忍耐力を培うことを忘れて、郷愁に耽っていた。


とある夜に不審火による火災に遭ってしまう。真夜中の闇を裂いて火の勢いが増していく。ナツさんはその夜も見廻りの任務に就いていた。女たちが半狂乱で逃げ惑う。パニック状態となった大奥でナツさんは体が震え、どうしたら良いのか分からず、火から身を守ることさえしていない。脳が貧血を起こしたような奇妙な精神世界をさまよっていた。まるで誤って殺人を犯してしまったような感覚に近いモノを抱えて、ただそこにいた。曲がり角の柱に体をあずけて「なぜ?誰もいないとこから火が?...さっき通った時は煙の臭いもなかったのに」 ボソボソと繰り返すひとりごと。
大奥はかなりの範囲を焼失した模様だが、ナツさんの肉体は火あぶりにはならずに済んだ。火傷の痕は、わずかに残ったものの...悲痛なのは精神的な損傷のほうだった。

「なぜ?火事に?」 と思いつめていくうちに、ひとつの妄想がナツさんを虜にしていく。
私は見た!アレは殺された御小姓が火をつけたんだ...姿をこの目で見た!と、見てもいない物語を創りあげるほどに病んでいった。ナツさんの目には本当に見えたのかもしれないが漠然としていて、現実逃避のほうが都合よく楽でもあった。たとえ乱心したと言われても!城外にいる一族郎党全員に背かれ帰れる家を失っても!...すでにナツさんは自分の人生を喪ったひとになっていた。
十代の若き身空で、不忠の乱心者として最期を迎えた。

....これが、今生に持ち越してきたトラウマでかなり重篤といえた....。

ナツさんの反応を視ながら、ゆっくりと円を描くように説いていく。ヒプノの催眠ではないので危険はないが、ショックの重複を避けるための配慮は大切。視えたものを伝えるだけのメッセンジャーではなく、今生に現れた苦悩の根源を受け入れる準備(覚悟)が整うようにエネルギーを注いでいく。もう充分というところまで入れても過分にはならない。昇華しなければ改善は望めず、大容量のエネルギーが進行プロセスで必要となる。

一つ一つ確認しながら推し進めていく。まさに記憶喪失の過去を取り戻すような作業となる。本来なら思い出す必要のないものを、敢えてすくい上げていく過程はナツさんにとっては衝撃で悲しい瞬間。...それでも通らなければならない道であり否定的になったらおしまいだ。

ときおり嗚咽の声が聞こえてくる。それは「理解」できた証であり 受け入れたことを示すサイン。涙を流すのも浄化のひとつ。前世から持参してしまった重い荷物は、徐々に解放され消えていく。「腑に落ちたらスッキリしてきたわ」 ナツさんの言葉を聞いて、「終わった!」...つい声が出てしまった。受け入れて、理解して、昇華したときに 初めて出る言葉がソレである。
克服したナツさんには新たな門出が用意され、仕事への姿勢も変われば私生活にも良き影響がもたらされる。趣味の旅行を楽しむパワーも出る、事業ではひらめきが冴えて、公私共にワクワク感があふれだす。

ナツさんの長い5年苦はクローズした。苦のあとは楽と相場は決まってる。惜しみなく喜楽を堪能して、傍らで見守る亡きご主人の魂と以心伝心の対話も可能です、とお伝えして苦悩にThe.end。

≪ 一樹の陰一河の流れも他生の縁 ≫

その後

翌日、ナツさんはいつも通りに出勤し、帰宅時間も昨日と同時刻となった。変わったのはマンションのエントランスで感じるはずの不吉な感覚が消え、気づいたときは、玄関で靴を脱いでいた...「タクシーを降りて そのまま普通に家にたどりついたの。不思議でしょ?エレベーターのなかも、曲がり角も、まったく意識してなかったわ」と嬉しそうにおっしゃった。「夢遊病みたいに帰ってきたんじゃないわよ」と声に笑みがにじんでいる。もちろん意識はしっかりしている。

「今夜は気分がいいわぁ」とおっしゃって、仕事にも意欲が湧いて 忘れていた達成感が戻ってきたとのこと。これまでは、会社での出来事をふりかえる余裕もなかったと改めておっしゃった。
諦めかけていたからこそ気持ちが高揚する。ナツさんはそれを伝えたくて、お電話くださったようでした (誰もが当たり前に過ごしていることなのだが...)。

ひとつの影響が人生を左右する事例といえた。症状だけを見れば重病でもないし、耐えて凌いでいく選択をするほうが おそらく一般的かと...。病院へ行けば精神安定剤を処方してくれるし、なにより身体的には病気じゃないと断言される。病院のハシゴをしても結果が同じなら、忍の一字で暮らすか 慣れようと努めるか、いずれか手を捜しては 狭い世界で生きていくことになる。

ナツさんのようにご自身が気づかないと、施術する側も壁にぶつかる。否定的になったり疑いの心でシャットアウトされると、肝心のエネルギーも滞り、妨げとなっている原因も時代も情況も!すべてが視えにくくなり、時間とエネルギーの浪費の末に結果はわずかしか望めない。一度で成し遂げられたのは、ナツさんがオープンに臨んでくれたお蔭といえる。

医学の世界でも医師を疑えば完治が遅れると言われているが、スピリチュアルの世界でも同様の現象が、なぜか起こる。体・精神・心の三位一体...そこから生じてくる信頼がなければ、可能な事も不可能に転じる。また、その逆も真なり!の異なる次元で、真摯に向き合ってこそ天地パワーを存分に享受できる。操る術さえ功を奏さず...となるケースは、心をレースのカーテンで仕切ってしまわれてる場合だけ。そこまで知られたくない!と拒否られたら 肘鉄を喰らわされた状態に入っちゃってコチラも知りたくないとかナントカなっちゃってグダグダ。

ナツさんのお嬢さんからご依頼を頂いた時も、その一点が気になり「お母様は勧められたから遣るけど気乗りはしない、というような事はありませんか?」...もう一度お確かめになって頂いた方が良いかと思います、と再確認をお願いして臨んだものでした。ご本人からの直接のご依頼ではないケースは、一応このプロセスを踏んでから、その後のことを決める。
選択するのは私ではなく、ご依頼者様であり、それに沿って天与の秘術を展開していく。

ナツさんから再びお電話を頂いたのは 4ヶ月がたったころ。クリスマスシーズンになっていた。

「あれから仕事がおもしろくなってアイデアを産卵してたのよ私。それで電話できなかったの。元気って便利でいいわねぇホント。お正月はハワイで過ごすわ。娘よりも今じゃ私のほうがタフよ」...別件で娘さんからご相談を承っていたので、ナツさんのご活躍ぶりは伺っていたが、実際にお声を聞いて「もう完璧!フラッシュバックの心配もない」と確信できた。ハワイは亡きご主人が好まれてご夫婦でよく旅行された土地であり、亡くされてからは避けていたと聞いていた。
そこへ視点を変えて旅に出るという。試練を超えたら強くなったとおっしゃるナツさんは、持ち前のチャレンジ精神をも取り戻され、公私にわたり人生を謳歌されていった。

「最近ね、主人を感じるのよ。気配ってあるのね。頭の中で声が聞こえたり 白い光が視えたりで。直感よりもっと明瞭にアドバイスをくれるから仕事のテンションも跳ね上がるのよ。孤独も消えたから不思議よね。肉体一名 魂二名で飛行機よぉ!人生を楽しまなきゃ主人に叱られるわ」
大晦日に発ち、思いきり一週間を楽しんでくるためにスケジュールも詰めこんだと、声が明るい。
初めての一人旅で“捜すものがある”とおっしゃった。トラウマが消えたナツさんから垣間見えたものは、幼少期の天真爛漫な少女の貌...そのイメージが匂うやかに、お幸せであることだけは間違いない。それは今も継続している...ナツさんのポジティブ思考は止まらない。前進あるのみ!?

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